(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜
すると、変なことに気づく。
異常に静かなのだ。
ハッと周りを見渡すとみんなのニヤニヤとした視線は私たちへ送られていることに気づく。
「海斗君かっこよすぎーっ!」
「海斗ーてめーかっこ付けんなー!」
「何でお前ら付き合わねえんだよ。」
「もう側から見て熟年夫婦って感じなんっすけどー!」
女子の黄色い悲鳴と
男子の冷やかしの声が混ざっていきなりうるさくなる。
「はー、誰がこんな奴と…。」
そうお決まりのセリフを吐く。
「いや、お前が先に否定すんなや。」
そこに海斗が鋭く突っ込む。
「ほらそういうところがね〜。
私には似合わないってゆーか?」
「いや、それ俺のセリフだわ。」
「え、何言ってんの…?」
不思議とまたいつもの喧嘩に逆戻り。
そこに周りが茶々を入れて、
私たちが真面目に首を振って、
そんないつもの光景。
そっと横で笑う海斗を見つめた。
心の中で言葉にした。
「私は海斗が好きなんだ。」
ふとどこからか送られる視線に気づき見ると、悪魔の微笑みを浮かべる美玲が居た。
異常に静かなのだ。
ハッと周りを見渡すとみんなのニヤニヤとした視線は私たちへ送られていることに気づく。
「海斗君かっこよすぎーっ!」
「海斗ーてめーかっこ付けんなー!」
「何でお前ら付き合わねえんだよ。」
「もう側から見て熟年夫婦って感じなんっすけどー!」
女子の黄色い悲鳴と
男子の冷やかしの声が混ざっていきなりうるさくなる。
「はー、誰がこんな奴と…。」
そうお決まりのセリフを吐く。
「いや、お前が先に否定すんなや。」
そこに海斗が鋭く突っ込む。
「ほらそういうところがね〜。
私には似合わないってゆーか?」
「いや、それ俺のセリフだわ。」
「え、何言ってんの…?」
不思議とまたいつもの喧嘩に逆戻り。
そこに周りが茶々を入れて、
私たちが真面目に首を振って、
そんないつもの光景。
そっと横で笑う海斗を見つめた。
心の中で言葉にした。
「私は海斗が好きなんだ。」
ふとどこからか送られる視線に気づき見ると、悪魔の微笑みを浮かべる美玲が居た。