転入生は超最強魔法使い⁉︎
「_____ミューズ家の血を継ぐ者よ、我は強き者。そなたの覚醒を願う。ソティラス、救世主とし、使い魔とし、この者を守りたまえ」
ミユのこんな長い斉唱初めて聞いた…
うわっ!なんだか身体がものすごく変!
軽くなってる感じがする…
ううっ…
えっ?
いきなりミユが鏡を持ってきて私の上着を上げて背中を見せた
「なに、これ…」
私の背中には大きくト音記号が描かれていた
『結吏愛…ミューズ家は代々身体の一部にト音記号が描かれるのだ。力が大きいほど記号は大きく描かれる』
そ…んな、あれ…⁇私の右手の甲に全休符?みたいなのがある…
「これは何?」
「っ!!これは!結吏愛…これはね…時間を止めることの出来る記号。全休符だから自分の力の量だけ時間が止められるの」
私でも使えない魔法。って続けた
ミユにも使えない魔法があったなんて…
でもっ!
こ、こんなの私に扱えるわけがないよ…
『大丈夫だ、心配しなくとも残りの休みで静止させる魔法を使えるようにはしてやる。』
「能力をどう伸ばすかは結吏愛次第ってことね」
「ガ、ガンバリマス。」