転入生は超最強魔法使い⁉︎
ミユside



ミューズ家の結吏愛に馬鹿って言った人間をどうやって倒そうかしら?


せっかくカナトがいるんだから私の成長を見せてあげなきゃね


戦闘開始の合図きた!


「___おいで、エマちゃん」


『はい!主』

そっか、やっぱり使い魔自慢したいんだね〜


「なにもしないで突っ立ってて大丈夫〜?____炎風闇走」


とくるみが唱え炎は風のように、闇は走るように迫ってきた


くるみは勝ち誇ったかのように笑っている


うーん、と、なんの魔法にしようか考えているとカナトがジェスチャーで相殺って感じで拳をドーンと合わせた

どうせなら下級魔法で相殺にするわ!
私はカナトの方を見て小さく頷き、

「…あんぜんだいいち!そーうーさーつ!」

と言った
は、恥ずかしい…

実はこれ、魔界では小さいときに護身用でみんな必ず習うやつなのよね〜

カナトったら爆笑してる…
だってこれ……遅くても4歳では使ってる魔法なのよ?


「ぷっ!なにが言いたいの?気が狂った?…って、えっ!??」


ほぉーらちゃんと出来たでしょう?


「杖…なしで、どうして?」

あっ!カナトも杖なしだったから忘れてた…


「じ、実は、カモフラージュでした〜!」


そんなことをいってマジックのように右手から杖を出した

いや、本当は枝なんだけど…
後でカナトにもわたしておかないと。


「ふん、この私に向かって紛らわしい事はやめてくれる?使い魔を出しなさい。」


本性でてきてるわよ?
今サタンを出すわけには…
どうしましょうかサタンさん…?

適当に他の魔獣にでもなって出てきてくれると嬉しいわ


「ええ、いいわ。」

と言ってサタンを出した


『これでいいか?』

わぉ!サタンに全然見えない!
闇の魔力でてるけど…


サタンは私が買った服を着て出て来た


「に、人間!?」


あれ?みんな驚いてる
カナトも首を傾げてこっちを見てる…


『私は人型になっただけだ』


『貴方はまさか…』


わわ!エマが気づいてしまうわ!


サタン!と小声で呼んだ

「ダークエナジーボールよ!!」



ドーン!となってエマは倒れた


…無言で放ったのね



「クッ……____覇王水!!」

神級!すごい!結吏愛でも使えるようになったばかりなのに!


これはさすがに少し頑張らなきゃよね




私はスゥっと息を吸い込んだ






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