転入生は超最強魔法使い⁉︎



私はそう言って席を立たずにそのままの状態から大気中の水分を集め、気体と混ぜていく
説明なんていらないわよ
目分量で作ったほうが楽なんだから


だんだんと霧が出来、雲へと変化していく


「わぁ、ミユ凄いね!まだこの魔法覚えてたんだ〜、遊びでくらいしか使い道無かったのにねぇ!あっ、思い出したぁ!ウェザーニュースで晴れって言ってた日に一緒に嵐にしたこともあったよね!」


懐かしいなぁ、とカナトが話す



確かにそうね、私たちが子供の頃はそんなイタズラする人なんていなかったから私達が何回もやっていくうちに流行っていったわね
それが今はイタズラで済むのか分からないけど…


「…先生、私をナメてるんですか?」


私がそう言うと先生は眉をひそめ意味が分からないといったような顔をした








分からないなら…
















分からせるまでよ





出来かけの雲へ向かって息を吹きかけた

すると…



「すげー!!でかくなってってる!!」

「晄、うるさい。ミユー!!前より格段に上手くなってるよ〜!」

「別にいいだろ!つぅかお前の方がうるせーじゃんかよ!」

「うるさいのはそっちでしょー!」

「どこがだよ!そっちの方がだろ!」



どうしてこの2人は喧嘩を始めるのかしら




「どっちもうるさい、はい解決。」



これが正論よね


よし、雲が十分に大きくなったところで…


「先生、雲のひとつやふたつ作るのなんて…私にとっては呼吸と同じくらい簡単な事ですよ、___サンダーボール」


そう言って魔法を放つと


「ぐぁあぁあああ!!!!」

先生に直撃〜
軽傷程度のだから大丈夫よ

サンダーボールはそのままの通り、ただの電気の塊なんだけど


あれを私の作った雲の中に入れると雷になってしまうの
なぜならさっきのは積乱雲だから



「ゔ、ぐ…」

ピクピク動いてる…ちゃんと気絶出来なかったのかしら…

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