転入生は超最強魔法使い⁉︎
そんな先生をよそに私は席を立って早くも闘技場へと向かうことにした
「ぐっ、私に…こんなこと…して、ただで済むと思うな、よ…」
喋れるくらい手加減したつもりは無かったんだけど…
私こそ先生をナメていたのかもしれないわ
じいさんなのに中々タフなのね
「そんな姿で言われても虚しいだけですよ、先生」
私が悪いみたいじゃないですか、と言えば教室の雰囲気が変わったような気がした
「ミユ、どこ行くの??次お昼だよー?」
一緒に食べるつもりだったけど少し気が変わったわ、珍しくストレスが…
前のサタンを召喚したときにいた先生とこの先生が似ていたからかしらね
特に私に対しての態度が
「ごめん、結吏愛。今日は晄たちと食べてちょうだい、闘技場へ行ってくる」
そう結吏愛へ言うと、えっ!もう!?と言う声が聞こえたがそのまま唖然としているクラスメイトたちをおいて教室から
出たのだった
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ここならストレス発散出来るわね
誰もいない嘘みたいに静かな闘技場に1人
特訓の成果もあってか身体が鈍ることは無くなったから良かったわ
さあて、何をしようかしら…
ここを破損しない程度のもの…か。
魔法はだめね、すぐどこかが壊れるもの
あっ、そうだ!
身体を思いっきり動かすものがいいかもしれないわ
「サタン、人形をお願い。氷のがいいわ!溶けて水になれば自然にもいいでしょう」
『あぁ、分かった』
サタンはミユの身体から出てきてそう返事をし、闘技場にたくさんの氷人形を作り出した。無表情なそれらはすべて今にもミユめがけて襲いかかろうとしている
『ミユ、魔法以外ので戦うんだろう?蹴りでも入れようとしてせいぜい足に氷が刺さらないようにな。私の人形は強いぞ…_______行け』
その合図で氷人形たちはミユに襲いかかってきた
あー、やっとストレス発散できるわ
ミユside END