転入生は超最強魔法使い⁉︎
「ええ、そうです。僕は1年のSクラスNo.4の鈴木晄です。あなた方は3年の方たちですか?」
あえて3年ときいたのは…偉そうな口調だから、かな
「あ〜そうだ。俺たちは3年のAクラス。俺は鬼 勝利(おに しょうり)だ、No.1」
「理事長室に出入りするなんて問題でも起こしたのかな?僕は道明寺 学(どうみょうじ まなぶ)No.2です」
「…俺は雨宮 天馬(あまみや てんま)No.3」
なんなんだ?
3年のAクラス?
いくらAクラスでも3年って…
厄介だな
それもAクラスのトップ3だし…大丈夫か、俺
データグラスかけっぱなしだった
少し使ってみるか
No.1の人は体格がすごいな、服で多少着痩せしてる。ただ…魔力よりも体力の方が勝っている
No.2の人は…俺と似てるタイプかよ…頭脳派でAクラスで唯一生徒会に入っている
No.3の人は……
「おい、何黙ってジロジロ見てんだ」
ああっ、忘れてた
ここはあえていい子ぶろう
早く寮へ戻りたい
「…問題なんて起こしていませんよ、僕に用があってきたんですか?」
「あ?あたりめえだろ。お前、理事長となんの関係がある」
「ぼ、僕は…理事長にただ質問をしに行っていただけですよ」
俺らしくない言い方…こんな場面、他の1年に見られでもしたら大変だな
鈴木のキャラあんなだったかー?って、ね
「ほう…毎日毎日、理事長室まで来て、何を質問する事があるのでしょうねぇ」
え…っと、それは…何も思いつかないな
「そっ…それは秘密です!」
逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい…
「教えろ。」
勝利さん、顔が恐い…鬼みたいなんて絶対に言えない
「…待て、もういいんじゃないか?」