転入生は超最強魔法使い⁉︎





「私は1年のSクラスNo.1のミユです、以後お見知りおきを」


そう言って近づいてきて私からすると下級魔法ばかり唱える"先輩方"へ杖の先を上へ突き出し中級魔法のハリケーンを唱える
ハリケーン魔法は種類が多く、下級から神級までさまざま。


ええっと、天気を変える魔法とかはあんまり使わないほうがいいんだけどハリケーンくらいならいいわよね…?



ミユがハリケーンの中心、そしてその周りにいる男たちはハリケーンによってシールドの端まで飛ばされていった


防音魔法のお陰で凄まじい風の音はシールド内だけで収めることができた




防音魔法をかけたからといって誰も全く気づかないということは無い
先生たちの中でもしも防御能力を高めている人がいるのなら勘付く可能性はある
姿を見られて面倒な事が起こる前に、帰ろうと思い後ろを振り返った


すると誰かの影が見え、はっとしたが、人間離れした身長と溢れ出るオーラですぐに誰か分かった

それに…防音魔法をかけているシールドの中に入ってこれるのは神級ほどの…





「サタンね…」



そこにはサタンが立っていた







『さっきはあのような事を言ってしまってすまなかった』


いや、違う、サタンが謝ることでは…

「サタンは思ったことを言ったんでしょう?それで私も気づかされた。ここへ来て力が弱まった」

『つまりそれは…』


「さっさと決着をつけたほうがいいということでいいと思うわ」


力不足で制御できない部分があるのは分かってるけれど…
この学校の人たちに迷惑をかけるなんて出来ないから

『そうか、お前がそれで良いなら、私はついていく』




ミユside END
< 163 / 170 >

この作品をシェア

pagetop