転入生は超最強魔法使い⁉︎
「それで?私に用があって来たんでしょう?」
と理事長はソファに2人を座らせながら言った
「はい、あの!俺ら!理事長に夏休みの間特訓させてもらいたいんです!!」
「俺たちを強くして頂けませんか?」
「はい?なぜ私が貴方たちを?」
「忙しいのは分かっています。ですが、俺たちはどうしても強くならなければいけないんです!!」
晄が熱心に訴えた。
だが…
「他の先生方がいるでしょう?攻め分野での知識が高い先生や、守りでの知識が高い先生と。」
「けど、理事長の方が何倍も強いッスよねぇ?」
と、尚が言うと
「どうしてそんなことを言うのですか?貴方たちは何故そこまでして強くなりたいと思うのですか?」
「ミユの為に決まってんじゃん」
「いや、俺は結吏愛のためでもある」
尚はミユの為にと言ったが、晄は結吏愛の為とも言った
「ミユの事、本当は理事長知ってるんでだろ?んで、ミユも理事長の事を知ってるんじゃねーのか?ミユは、1人で悩んでる。ただ、表情とかにださねぇだけで…俺らは守られてばっかだ。。」
「尚も気づいてたのか…理事長?理事長も…魔族ですよね??ミユとの会話にあまりに理事長の事が出てこなかったので隠しているのではないかと思ってですけど。
俺が結吏愛の事もと言ったのは俺たち3人は幼馴染で、お互いの力をよく知ってします。結吏愛は俺らより戦闘面で言うと下です、しかし魔法薬の事や頭脳の面で言うと俺らよりずっと上なんです!結吏愛にはしょっちゅう勉強とか教えてもらっていたけど俺らは戦闘の事とかは結吏愛に教えたりしなかった。
俺らが守るから大丈夫だ、お前は戦う必要はない、と理由を付けて…
でも結吏愛が女子達に暴力振るわれていた時守れなかったんです!!ボロボロになって帰ってきて…
だから…だから…精神面でも強くなりたいんです!!!!!」
晄はそう話し、頭を下げた。
「晄、お前……そんなこと考えてたのかよ!!俺も、、、お願いします!」
2人で理事長に頭を下げた。