転入生は超最強魔法使い⁉︎
「その心配はありませんよ、貴方たちがお城やらを作るのに夢中になっている間に貴方たちの身体の周りにシールドを張り、地上でもここの空気の薄さが保たれるようにしました。」
「なるほどな。それじゃ、明日からもまたよろしくお願いします、理事長。」
「よろしくッス!!」
と、特訓の初日は終わった。
----------
「うおおおお〜、明日から楽しみだなぁー!」
「そうだな、でも尚…お前すごいな。特訓の終わりのとき慣れてきたーって言ってて俺もあぁ、って言ってたけど本当はまだ少し辛かったんだ。」
「無理してたのか?なんで言わねえんだよ!」
「無理してたっつぅか、弱音吐いたらダメかな、とか思ってさ。多分まだ慣れて無かったの理事長は気付いてたと思うんだ」
「…まぁ、今日はもう終わったんだしよ、明日早いんだしもう寝ようぜ!」
「ありがとな!」
寮へ帰ってきた2人は明日に備え、早く寝ることにした
----------
2日目
今日も2人は森にある大きな木の前へ来ていた
「よーーーし!見てろよ!今日は俺、何が出て来ても魔法でパパパーっとやっつけるからな!!」
「良い心意気ですね、でもこうなれば無理でしょう?」
「うわ!り、理事長!!うぐっ...‼︎」
いきなり目の前に理事長が現れたかと思うと一気に周りの草が伸び、尚の身体に絡みついて身動きを取れなくした
「尚…____カマイタチ」
ため息を尽きながら晄が唱えるとビュンっと風がふき、絡まった草を切り裂いていった
「お友達に頼ってばかりではいけませんよ」
「はーい…」
「_____異空間、天空」