引き立て役よさようなら(番外編追加)
「ねぇ・・・何作ってんの?」
後ろから抱きしめられ卵の入ったボウルを落としそうになった。
「あっ!達央さん危ないじゃないですか」
「ん?あれ・・・もう忘れてない?」
優花はボウルをまな板の上に置くとお腹の前で組んでる達央の手に触れた。
「え?・・・忘れたって・・なんでした?」
達央の顎が優花の方に落ちる。
耳元で囁く声がくすぐったくて身を捩る。
「名前・・・さんはいらないでしょ?」
そう言われて優花の顔がパッと赤くなった。
「・・・・さん付けはやっぱり・・・」
「だーめ。さあ…もう一回」
そんな甘い時間を過ごしながら何とか朝食が出来上がった。
ご飯に、豆腐とねぎの味噌汁。
卵焼きに即席で作ったキュウリの漬物
ありがちなメニューなんだけど
達央は凄く喜んでくれた。
本気か嘘かわからないが・・・
そして、こんなおいしい朝食が毎日食べれたらいいな~
と言ってくれた。
その言葉に胸がきゅっと締めつけられた。
その事を思い出したら
何だかもっと何かを作ってあげたい衝動に掻き立てられた。
本屋にいた理由は手の込んだものを作ってあげたいって思いから
だった。
後ろから抱きしめられ卵の入ったボウルを落としそうになった。
「あっ!達央さん危ないじゃないですか」
「ん?あれ・・・もう忘れてない?」
優花はボウルをまな板の上に置くとお腹の前で組んでる達央の手に触れた。
「え?・・・忘れたって・・なんでした?」
達央の顎が優花の方に落ちる。
耳元で囁く声がくすぐったくて身を捩る。
「名前・・・さんはいらないでしょ?」
そう言われて優花の顔がパッと赤くなった。
「・・・・さん付けはやっぱり・・・」
「だーめ。さあ…もう一回」
そんな甘い時間を過ごしながら何とか朝食が出来上がった。
ご飯に、豆腐とねぎの味噌汁。
卵焼きに即席で作ったキュウリの漬物
ありがちなメニューなんだけど
達央は凄く喜んでくれた。
本気か嘘かわからないが・・・
そして、こんなおいしい朝食が毎日食べれたらいいな~
と言ってくれた。
その言葉に胸がきゅっと締めつけられた。
その事を思い出したら
何だかもっと何かを作ってあげたい衝動に掻き立てられた。
本屋にいた理由は手の込んだものを作ってあげたいって思いから
だった。