引き立て役よさようなら(番外編追加)
優花は眉間にしわを寄せながらいくつかの料理本をチョイスし、
その中から最高に良い本を選びたいと必死だった。
何とかそのなかから3冊まで絞り込むことが出来たが
なかなかこれという1冊が選べないでいた。
優花は腕を組んで3冊の本を食い入るように選んでた。
「俺だったら・・これを買うだろうけど・・・優花が作るものなら
なんでもいいんだけどな~~」
聞き覚えのある声に勢いよく振り向くと、優花のすぐ後ろに黒のキャップを
深めにかぶった達央が立っていた。
「え?!た・・・達・・達央??!!」
驚く優花に人差し指を唇にあてた。
優花は慌てて周りをキョロキョロしたが、どうやら誰にも気づかれていないようで
肩をガクッと落として息を吐いた。
「・・っていうか、何でこんなとこにいるんですか?
今日は打ち合わせだったんじゃ・・・」
優花が驚くのも無理もない。
今日は出版社の人と打ち合わせと聞いていたからだ。
「うん…それはもう終わったから・・・でも、また仕事戻るけどね」
終わったからと言ったから一瞬これからデートができると思ったが
淡い期待はすぐに消えた。
「・・そうなんだ。・・でも何でここに?」
一番の疑問はそこだった。
何でここにいるの?
すると達央は本屋の入り口側の大きな窓を指さして
「あそこで仕事してたの。向いのビル・・・あそこが俺の所属事務所だから・・・」
「へ?」
達央の指さす方を見ると大きなビルがあった。
20階以上ある大きなビルで全面ガラス張り。
いろんな企業が入っているような商業ビルの様だった。
その中から最高に良い本を選びたいと必死だった。
何とかそのなかから3冊まで絞り込むことが出来たが
なかなかこれという1冊が選べないでいた。
優花は腕を組んで3冊の本を食い入るように選んでた。
「俺だったら・・これを買うだろうけど・・・優花が作るものなら
なんでもいいんだけどな~~」
聞き覚えのある声に勢いよく振り向くと、優花のすぐ後ろに黒のキャップを
深めにかぶった達央が立っていた。
「え?!た・・・達・・達央??!!」
驚く優花に人差し指を唇にあてた。
優花は慌てて周りをキョロキョロしたが、どうやら誰にも気づかれていないようで
肩をガクッと落として息を吐いた。
「・・っていうか、何でこんなとこにいるんですか?
今日は打ち合わせだったんじゃ・・・」
優花が驚くのも無理もない。
今日は出版社の人と打ち合わせと聞いていたからだ。
「うん…それはもう終わったから・・・でも、また仕事戻るけどね」
終わったからと言ったから一瞬これからデートができると思ったが
淡い期待はすぐに消えた。
「・・そうなんだ。・・でも何でここに?」
一番の疑問はそこだった。
何でここにいるの?
すると達央は本屋の入り口側の大きな窓を指さして
「あそこで仕事してたの。向いのビル・・・あそこが俺の所属事務所だから・・・」
「へ?」
達央の指さす方を見ると大きなビルがあった。
20階以上ある大きなビルで全面ガラス張り。
いろんな企業が入っているような商業ビルの様だった。