引き立て役よさようなら(番外編追加)
「・・あれが・・・事務所?」
「ああ・・・全部じゃないけどね。あのビルの上から二つがそう・・・」
上から2つと言うがビルそのものがとても大きいので2フロアーといえど
かなりの大きさだ。
「じゃあ・・今日はずっと事務所でお仕事ですか?」
「いや、これから移動・・ラジオ番組の収録」
次元の違う話で戸惑うが、やっぱり芸能人なんだと改めて思った。

「ところで、何で私がここにいるってわかったんです?」
一番聞きたかった事はこれだった。
「ん?マンガ買いに来たんだよ。そしたらさ~~優花がいるからびっくりしたよ」
本当に偶然だったらしい。
でもここの本屋は優花の行きつけの本屋。
達央の所属事務所が目の前だなんて本当に知らなかった。
「私も驚きました。でも・・・会えないと思ってたのに会えたからすごくうれしい。」
優花の何気ない言葉に達央は嬉しそうに笑った。
「そうだね・・・俺もうれしい。・・・ところでこれからの予定は?」
これからラジオの収録があると言うのになんで今後の予定を聞くのか
優花は不思議に思った。
「特に・・・ないですけど?」
すると達央はジーンズの後ろポケットから
なにやら取り出し優花の手にのせた。
「これは・・・」
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