引き立て役よさようなら(番外編追加)
達央が曲作り担当であれば尚也はまさに、みんなをうまくまとめる担当だ。
みんなの考えてる事をうまくくみ取る技は尊敬に値する。
だからメンバー間の喧嘩って言う言葉は存在しない。

別に右に倣えってわけではない。
4人が4人それぞれの考えを持っているんだけど
それを中和してくれる。
尚也がいるから達央は気兼ねせずに曲作りに専念出来る。
その尚也は最近達央のプライベートな事もうまくまとめるようになった。
達央は基本不器用だから・・・尚也のお陰で優花との事も
今のところ順調だ。

だが・・・
ミーティングが終わってから尚也が
達央に優花との事を聞いてきた。
「そう言えば連絡してない」と言ったら
物凄い顔で「ヤバいよ!それ・・・」と以上にビビってた。
仕方がない。
来月にシングルが出ることになった。
来月リリースするシングルの中に今回のツアーの先行予約の応募券が
入るって3週間前に言われ、死に物狂いで作ったんだから。
今回は作り貯めていた曲にアクセントをつけてアレンジを
少し変える程度でよかったけど・・・
それでも忙しくて優花には申し訳なかったけど
連絡が出来なかった。
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