引き立て役よさようなら(番外編追加)
優花が立ちあがりソファーに置いてあったバッグを取りに行こうとした。
すると達央の手が伸びて優花の腕を掴んだ。
「離して!」
「嫌だ」
「帰る」
「帰さない。」
達央は優花を力いっぱい抱きしめた。
優花の肩に達央がおでこを乗せる
「本当はすっげー会いたかった。だけどやっと会えたと思ったのに
 めっちゃイケメンと仲良さそうにして・・・だから恥ずかしいけど
めちゃくちゃ嫉妬した。多分あの外科医の時よりも嫉妬してた。
優花が俺の事を思ってくれてるのはわかってる。だけど・・・
自分でも驚くぐらい・・・・こんなに大人げない態度取ってた。
ごめん・・・・だから俺のそばにいて・・・」
「達央さん・・・」
「本当はめっちゃ腹減ってる」
「うん」
「このまま押し倒したいけど優花のオムライス食べたい。
 食べたら押し倒すけどいい?」
「・・・うん・・・私は達央のものだから・・・好きにしていいよ。
それと私も凄く会いたかったんだよ。だから久しぶりに会えて
うれしかったの。」
「うん」
私たちは顔を見合わせてフッと笑うと
触れるだけのキスをして
少しだけ冷めちゃったオムライスを食べた
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