引き立て役よさようなら(番外編追加)
「あの・・・本当にありがとうございました。」
「こちらこそ、今日はライブに来てくれて本当にありがとう。」
達央は果絵にステージで見せるような笑顔を見せた。
「と、とんでもないです。達・・いや、大野さんに送っていただけるなんて
一生の思い出になりました。」
「一生だなんて大げさだよ。それよりもまたライブ、見にきてね。」
達央は手を差し出し、果絵はその手をギュッと握った。
握手をしてもらえるなんて思ってもいなかった果絵には一生の思い出が
また増えた・・そんな気持ちだった。
手を離すと果絵は勢いよく頭をさげた。
「果絵。今日はありがとう」
優花が話しかけると、果絵は優花の座る後部座席に顔を寄せた。
「今日は思いっきり甘えちゃいなさいよ」
「あはは・・・・」
・・・甘える余裕があるのか正直不安だった。
さっきから果絵に対してはとても紳士的な態度だったが
優花には・・というと、どうも様子が違う。
バックミラー越しに何度か目が合ったが、その目は何だか睨んでいるというか
物申すと言いたげな様子というか・・・・とにかくそんな態度の達央に
優花は落ち着かなかった。
このまま私も下ろしてほしいです。
って言いたいくらいだ。
「こちらこそ、今日はライブに来てくれて本当にありがとう。」
達央は果絵にステージで見せるような笑顔を見せた。
「と、とんでもないです。達・・いや、大野さんに送っていただけるなんて
一生の思い出になりました。」
「一生だなんて大げさだよ。それよりもまたライブ、見にきてね。」
達央は手を差し出し、果絵はその手をギュッと握った。
握手をしてもらえるなんて思ってもいなかった果絵には一生の思い出が
また増えた・・そんな気持ちだった。
手を離すと果絵は勢いよく頭をさげた。
「果絵。今日はありがとう」
優花が話しかけると、果絵は優花の座る後部座席に顔を寄せた。
「今日は思いっきり甘えちゃいなさいよ」
「あはは・・・・」
・・・甘える余裕があるのか正直不安だった。
さっきから果絵に対してはとても紳士的な態度だったが
優花には・・というと、どうも様子が違う。
バックミラー越しに何度か目が合ったが、その目は何だか睨んでいるというか
物申すと言いたげな様子というか・・・・とにかくそんな態度の達央に
優花は落ち着かなかった。
このまま私も下ろしてほしいです。
って言いたいくらいだ。