引き立て役よさようなら(番外編追加)
「え?」
話が飛んでない?水玉?
優花は首をかしげながら達央をみると。
達央は人差し指で優花の胸の少し上に付いているキスマークを指さした。
「体中につけたから水玉みたいだね」
達央の指がキスマークの上をなぞる。
そこで気付いた。
全裸だったって事を・・・・
優花は両手で隠すが既に遅く
「今さら隠す必要ないんじゃない?俺も優花もお互いの身体を
知り尽くしてるんだから・・・チュッ」
首筋にキスを落された。
優花の顔が妙に色っぽくて達央は風呂の扉を思い切り開けた
「その顔!煽ってるだろう~~」
「は?煽ってなんか・・・」
「・・・・今日はトイレ以外優花から離れないからな」
「達央さん・・・」

後ろから押されように優花は無理やり風呂に押し込まれ
バスタブの中へ・・・
それに続く様に達央もバスタブへ
だがどういう訳か向き合って座ってる。
「・・・なんで向き合ってんですか。凄く恥ずかしいんですけど」
「いい眺めじゃん」
「目のやり場に困ります」
「・・・・・却下」
「は?」
優花は恥ずかしさのあまり向きを変えようと立ち上がろうとしたが
達央に手を掴まれ作戦失敗。
だが達央は「いいよ。俺にもたれかかりな」
掴んだ手を引っ張り優花は後ろ向きに座ると達央にもたれかかった。

「なあ・・・」
「はい」
「前に、ツアーが終わったら休みもらえるからその間だけ
一緒に住まない?って言ったの憶えてる?」
「はい」
「今日から・・・どう?」
「今日から?」
「そう・・・・」

「迷惑じゃなければ・・・・」
達央は優花の肩に顎を軽く乗せると耳元で囁いた。
「じゃあ・・・決まり」
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