引き立て役よさようなら(番外編追加)
結局今日一日は自分の秘密を口外しない様にすることで必死だった。
それでも最後には同じ部署のみんなから、お疲れさまと声かけられ
素敵な花束をいただいた。
ここでの仕事は大好きだった。
でも仕事を辞める事に悔いはない。
優花は達央と一緒にいるとこを選んだのだから。
ロッカーの中の荷物と、もらった花束を持って会社を出ると
キャップを深めにかぶり耳にはインナーホンをつけ
パーカーに細身のジーンズ姿の達央が街路樹にもたれて立っていた。
ぱっと目が合うと耳からインナーホンを外しながら近づいてきた。
「お疲れ様」
「お疲れ様です」
達央は私のいた店を見上げると
「引き立て役も卒業だな・・・」とボソッとつぶやいた。
「ん?何か言った?」
優花の耳には届いていない様だった。
達央は何でもないというと優花の両手から荷物を取りあげ
帰ろうと荷物を持ってない方の手を差し伸べた。
優花はその手をギュッと握りしめた。
それでも最後には同じ部署のみんなから、お疲れさまと声かけられ
素敵な花束をいただいた。
ここでの仕事は大好きだった。
でも仕事を辞める事に悔いはない。
優花は達央と一緒にいるとこを選んだのだから。
ロッカーの中の荷物と、もらった花束を持って会社を出ると
キャップを深めにかぶり耳にはインナーホンをつけ
パーカーに細身のジーンズ姿の達央が街路樹にもたれて立っていた。
ぱっと目が合うと耳からインナーホンを外しながら近づいてきた。
「お疲れ様」
「お疲れ様です」
達央は私のいた店を見上げると
「引き立て役も卒業だな・・・」とボソッとつぶやいた。
「ん?何か言った?」
優花の耳には届いていない様だった。
達央は何でもないというと優花の両手から荷物を取りあげ
帰ろうと荷物を持ってない方の手を差し伸べた。
優花はその手をギュッと握りしめた。