引き立て役よさようなら(番外編追加)
もっと堂々としていればいいのに、なんで彼氏がいるからダメだって
もっと強く言えなかったのだろう。
彼ができても自分は何も変わらない。
自分が情けない人間に思えてくる。
優花はお弁当を半分残すと少し早いが売り場に戻ろうと立ち上がった。
するとバッグの中のスマホが鳴った。
取り出すと電話の相手は達央だった。
「もしもし・・」
「ごめん・・いままで雑誌のインタビューで気がつかなかった。
何か急用だったんでしょ?」
やっぱりこの人とは住む世界が違いすぎる。
「もういいです。用事すんだので・・お忙しいのにすみませんでした。」
「何かあったから電話したんでしょ?話してよ」
今さら話したところで何か変わる訳ないと思ったら
なんかよけに虚しくなった。
「すみません。休憩時間終わりなんです。なのでまた・・」
そういって電話を切ろうとしたら
「待って!」
スピーカーにしてないのに離しててもわかるくらい大きな声に
優花は電話を切るのをやめた。
「なんですか?」
「仕事何時に終わるの?」
「・・・・今日は早番なので6時には終わりますが・・・・」
「わかった・・・その頃に迎えに行くよ。」
そう言うと優花の返事も聞かず電話は切られた。
今、迎えに行くって言ったよね。
ええええええ!やばいんじゃないの?
それに2週間会話もしてなかったのにいきなり今日とかって・・・
信じられない
優花はスマホをしまうとがっくりと肩を落としながら売り場へと戻って行った。
もっと強く言えなかったのだろう。
彼ができても自分は何も変わらない。
自分が情けない人間に思えてくる。
優花はお弁当を半分残すと少し早いが売り場に戻ろうと立ち上がった。
するとバッグの中のスマホが鳴った。
取り出すと電話の相手は達央だった。
「もしもし・・」
「ごめん・・いままで雑誌のインタビューで気がつかなかった。
何か急用だったんでしょ?」
やっぱりこの人とは住む世界が違いすぎる。
「もういいです。用事すんだので・・お忙しいのにすみませんでした。」
「何かあったから電話したんでしょ?話してよ」
今さら話したところで何か変わる訳ないと思ったら
なんかよけに虚しくなった。
「すみません。休憩時間終わりなんです。なのでまた・・」
そういって電話を切ろうとしたら
「待って!」
スピーカーにしてないのに離しててもわかるくらい大きな声に
優花は電話を切るのをやめた。
「なんですか?」
「仕事何時に終わるの?」
「・・・・今日は早番なので6時には終わりますが・・・・」
「わかった・・・その頃に迎えに行くよ。」
そう言うと優花の返事も聞かず電話は切られた。
今、迎えに行くって言ったよね。
ええええええ!やばいんじゃないの?
それに2週間会話もしてなかったのにいきなり今日とかって・・・
信じられない
優花はスマホをしまうとがっくりと肩を落としながら売り場へと戻って行った。