引き立て役よさようなら(番外編追加)
そして全て書き終えたその時。
尚也が立ちあがった。
「みんな!飲み物持ってるか!」
みんなが慌ててビールを注いだりジョッキを持った。
尚也はみんなの片手に飲みのもを持ったのを確認すると
「flybyで結婚第1号になった達!そしてこんな変人の達の奥さんに
 なってくれる優花ちゃん!御結婚おめでとう!かんぱーい!!!」
尚也に続いてみんなが達央と優花に祝福の言葉を贈った。

うれしくって涙が溢れてうまく言葉を返せなくなる優花を
達央は肩を抱き寄せ優花の代わりにお礼をした。
「みんな!ありがとう!ごめんな、彼女もうこんな状態で
 うまく言葉に出ないけど・・・みんなに凄く感謝してるんだ」
周りからわかってるよ!という声が飛び交う。

横田は達央に車を呼んでおくから区役所行って来いと言ってくれた。
達央はにこっと笑い頷いた。
「横田さん・・・」
少し落ち着いた優花が横田を呼びとめた。
「いろいろとありがとうございました。普通なら・・・こんな有名な人と
 一般人の私が付き合うといろいろと面倒だから嫌がると思うのに、いつも私たちの
味方になってくれて・・・本当に・・・ありがとうございました。」
優花が頭を下げた。
「それはね・・・優花ちゃんだからだよ。」
優花がぱっと顔を上げた
「今まではそれこそ口うるさかったよ。だってこいつ女の趣味が
とにかく変だったから・・・だけどね、達に必要な人が現れた。
達をここまで大きく成長させてくれたのは優花ちゃん、君だから・・・
僕は当たり前の事をしたまでだよ。達のことよろしく頼むね。
もう達は優花ちゃん以外の人の言う事聞きそうにないからさ」
そう言って横田は唯の元へと戻って行った。
< 306 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop