引き立て役よさようなら(番外編追加)
「くっそー!俺のばか」
スマホをソファーに投げると達央はどかっと座った。
なんとか優花との時間を取ろうと達央なりに頑張ってきた。
今日の雑誌の取材が終わればとりあえずひと段落できる。
だから2週間なんとか頑張って寝る間も惜しんで
レコーディングを済ませた。
そしてタイミングよく優花からの電話。
気付けなかった自分が悔しくて仕方がなかった。
しかも優花の声はテンションが低すぎた。
明らかに何かあった様だった。
だが聞いても最初から拒絶される様な言いかたをされ
むかっときた。
普段はあまり感情を表に出さない達央なのだが
どういうわけか優花にだけは違った。
だからさっきの「なのでまた」というどうでもいい言い方に
カチンときてしまい、勢いで迎えに行くと言ってしまった。
迎えに行く事自体は全然いいのだが、他にもっとやり方があっただろうと
思うと後悔しかのこらなかった
どうして優花と話すとふつうでいられなくなるんだ?
立った1度会っただけでこんなにも優花の事が
好きになってしまったのか?
よくわからない自分の気持ちにどう対処すればいいのか
達央自信も戸惑っていた。
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