引き立て役よさようなら(番外編追加)
~5年後~
「花音(かのん)そんなに走っちゃだめよ!」
優花が心配そうに花音に声をかけたが
「少しぐらい転んだって大丈夫だって!何にもないんだから
・・・それよりここでいい?」
大きなブランケットを敷くと
達央はその上に寝転がった。
頭上には東京では見る事のできない無数の星が輝いていた。
「あ~~!パパだけずるい!」
花音が達央の視界をさえぎるようにぐっと顔を近づけた。
「花音もパパの横で寝てみな。ここからの星は最高だぞ!
何てったってパパとママのとっておきの場所だからな」
結婚して5年
達央と優花の間には長女の花音がいる。3歳になったばかりだ。
花音は誰に似たのかかなりのおてんば。
そして・・・優花のお腹にはもう一つの命が宿っている。
寝転がりながら無数の星を見ながら優花は
4人で寝転がりながら星を眺める姿を想像していた。
「ねえパパ・・・ママ寝ちゃってるよ?」
達央は花音をだっこするとニコッと笑った。
「いいんだよ・・・少し寝かせてあげよう。
その間パパと花音は星を見ながらお散歩だ」
達央の提案に花音は大喜びだった。
「花音、パパまたお仕事でお家に帰れない日が続くけど
ママの事守ってね」
1週間後に全国ツアーが始まる。
「大丈夫よ。でもパパは大丈夫?」
「何が?」
花音の言っている事がわからず首をかしげると花音はニヤッと笑った。
「だってパパはママが大好きでしょ。ママに会えないからって
泣いちゃだめよ」
上目遣いで達央を見る花音は優花にそっくりだった。
「ママと花音に会えないのは寂しいけど・・・泣かないよ。男だからね」
達央は花音をだっこするとくしゃくしゃの笑顔で返事をした。
花音は小さな手で達央の頭をいいこいいこしながら撫でた。
「花音(かのん)そんなに走っちゃだめよ!」
優花が心配そうに花音に声をかけたが
「少しぐらい転んだって大丈夫だって!何にもないんだから
・・・それよりここでいい?」
大きなブランケットを敷くと
達央はその上に寝転がった。
頭上には東京では見る事のできない無数の星が輝いていた。
「あ~~!パパだけずるい!」
花音が達央の視界をさえぎるようにぐっと顔を近づけた。
「花音もパパの横で寝てみな。ここからの星は最高だぞ!
何てったってパパとママのとっておきの場所だからな」
結婚して5年
達央と優花の間には長女の花音がいる。3歳になったばかりだ。
花音は誰に似たのかかなりのおてんば。
そして・・・優花のお腹にはもう一つの命が宿っている。
寝転がりながら無数の星を見ながら優花は
4人で寝転がりながら星を眺める姿を想像していた。
「ねえパパ・・・ママ寝ちゃってるよ?」
達央は花音をだっこするとニコッと笑った。
「いいんだよ・・・少し寝かせてあげよう。
その間パパと花音は星を見ながらお散歩だ」
達央の提案に花音は大喜びだった。
「花音、パパまたお仕事でお家に帰れない日が続くけど
ママの事守ってね」
1週間後に全国ツアーが始まる。
「大丈夫よ。でもパパは大丈夫?」
「何が?」
花音の言っている事がわからず首をかしげると花音はニヤッと笑った。
「だってパパはママが大好きでしょ。ママに会えないからって
泣いちゃだめよ」
上目遣いで達央を見る花音は優花にそっくりだった。
「ママと花音に会えないのは寂しいけど・・・泣かないよ。男だからね」
達央は花音をだっこするとくしゃくしゃの笑顔で返事をした。
花音は小さな手で達央の頭をいいこいいこしながら撫でた。