引き立て役よさようなら(番外編追加)
「じゃあ・・みなさん明日はいいライブにしましょう。今日はお疲れ様でした!」
達央の挨拶にメンバーはじめライブに関わるスタッフたちから
お疲れ様の声が飛び交う。
時計は夜9時を少し過ぎた。
ふと優花の事を思い出す。
「・・・何してるかな・・・」
そう呟くと後ろから尚也が達央の肩を組んできた。
「何してるかな?達くんも・・・」
どうやら尚也は達央の独り言が聞こえていたようだ。
「おまえな~~」
俺は独り言も言えないのかよ・・・深く溜息をつくと
「会いに行けば?」
口角を上げ尚也が達央を促す。
でも達央の中ではライブの時までは我慢と決めているから
素直になれないでいた。
達央の性格をよく知っている尚也は達央の言わんとすることがわかるが
「達だけが我慢してる訳じゃないって事わかってる?
まっ、別にいいんだけどね・・・・俺の事じゃないし・・・
俺らは今から彼女に会いに行くからお先な・・・」
そう言って尚也は達央の先を歩いて行った。
「俺だって・・・会いたいに決まってんじゃん。」
やりきれない気持ちのまま、誰もいなくなった楽屋に戻りカバンの中のスマホを取り出す
するとメールの着信が1件
それは達央が今誰よりも会いたい人・・・優花からだった。
そのメールにはたった1行だけ
『サブローに会いたいな・・・』
だった。
そのメールだけで達央はバッグを掴み取り
楽屋を後にした・・・
達央の挨拶にメンバーはじめライブに関わるスタッフたちから
お疲れ様の声が飛び交う。
時計は夜9時を少し過ぎた。
ふと優花の事を思い出す。
「・・・何してるかな・・・」
そう呟くと後ろから尚也が達央の肩を組んできた。
「何してるかな?達くんも・・・」
どうやら尚也は達央の独り言が聞こえていたようだ。
「おまえな~~」
俺は独り言も言えないのかよ・・・深く溜息をつくと
「会いに行けば?」
口角を上げ尚也が達央を促す。
でも達央の中ではライブの時までは我慢と決めているから
素直になれないでいた。
達央の性格をよく知っている尚也は達央の言わんとすることがわかるが
「達だけが我慢してる訳じゃないって事わかってる?
まっ、別にいいんだけどね・・・・俺の事じゃないし・・・
俺らは今から彼女に会いに行くからお先な・・・」
そう言って尚也は達央の先を歩いて行った。
「俺だって・・・会いたいに決まってんじゃん。」
やりきれない気持ちのまま、誰もいなくなった楽屋に戻りカバンの中のスマホを取り出す
するとメールの着信が1件
それは達央が今誰よりも会いたい人・・・優花からだった。
そのメールにはたった1行だけ
『サブローに会いたいな・・・』
だった。
そのメールだけで達央はバッグを掴み取り
楽屋を後にした・・・