天と地
美海の、状態は、生きてるけど意識がない様な状態だ。

俺は、毎日毎日お見舞いに行き、毎日毎日話しかけた。

「いつも悪いわね、奏大君。」


ある日、突然美海のお母さんがオレに言った。
美海のお母さんは、俺を憎んでもいいはずなのに。
俺を責めようともしない。
その優しさがオレにしみた。

「すみませんでしたっっっ!僕のせいで娘さんを!!
「あなたのせいなんかじゃないわ。」
「でも!!」
「ほら、美海もそう言ってる」

へ?

ふと、美海をみたら

「泣いてるっ...?!」
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