私がお嬢様をやめる時
教授はやっと怪しい変装を外した。

「あっちに行っても
これしなきゃダメかな…」

教授はマスクを見つめて
深いため息をついた。


「ねぇ清美、なんで門限ないの?」


私がそう言うと


「え!?門限ないの!?」

助手席の玲奈も
慌ててこちらに振り返った。


「実はね…米村さんパパとママに
挨拶に来たの。」


え!?っと
私と玲奈は慌てて尾行を探す。
そんな私たちを見て
清美はくすっと笑う。

「大丈夫だよ。
パパ、認めてくれたから。
今回は別れさせられないよ。」


清美気づいてたんだ…
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