先輩と私
長椅子が左右にあり真ん中に机があった。


あたしは右の方に座るように促された。

店長と呼ばれた人はその向かいに座る。


「じゃあ簡単に質問するから答えてね」


『はい』


「いくつ?」


『16歳です』


「じゃあ高校1年生かな?」


『はい』


「バイト経験は?」


「あります」


「バイトの理由は?」


『親が短大に行けってゆうけど、それを断って専門学校行くって言ったので、半分は自分が出そうかなーっと思って。その資金です』

「ふんふん」


店長は少し頷いて考えた後、顔をぱっと上げた。



「うん。よし!合格!じゃあいつから働ける?」


『あ…明日からでも大丈夫です!』


「じゃあ明日から頑張ってね!学校終わったら来てね」


『はい!』



やった!結構すぐに決まった!!


あたしは気分よくお店を出た。


なんか制服とかいい感じだし、時給もいいし、良かった!



明日からここがバイト先になる。楽しみになって来た!
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