先輩と私
次の日、あたしはすぐにえりに報告した。
『えり!バイト合格したー!』
朝、仲良く敦君と登校してくるえりに大声で言う。
「マジ!?おめでと♪今日から?」
『うん!』
「バイト決まったの?おめでとー」
『あ、敦君もありがと!』
今日は薄ピンクのTシャツを着ている。
敦君は多分学校1番でTシャツ好きかもしれないというほどTシャツを毎日着てくる。
学校指定のシャツを着て来る事はあまりない。
汗っかきの敦君は汗を払うように短髪の髪をガシガシかいた。
「今度遊び行ったげるよ♪」
『えー?いいよ別に(笑)』
「いいって言っても行くもんなー?えり」
『うちら暇人だしねぇー』
雑談をしながら教室に向かい教室の前で敦君と別れた。