先輩と私
張り切ってバイト先に来たものの、かなり緊張する。
“従業員は裏口から入ってね”という言い付けを守り裏口に来た。
ゆっくりドアを引く。
錆び付いたギィッという音が小さくなった。
『ぉ……おつかれさまでーす』
恐る恐る入るとすぐに返事が帰って来た。
「おつかれー!あ!柏木さんいいとこに来た!」
『え…?』
店長がエプロンで手を拭きながら来た。
「紗枝ちゃーん!」
「はいはーい」
店長がいきなり奥の方に向かって紗枝(さえ)という人を呼んだ。
パタパタと足音をたてて来たのは一言でいうと美人。
思わず言葉を失った。
「この子ですか?新しいバイト!」
声までもがいい。
身長はあたしよりも大きいけど華奢な身体からはか弱さも出ていた。
「うん。柏木ゆずちゃん!高校1年生!紗枝ちゃん指導したげてな」
「りょ〜かい」
あたしは相変わらず紗枝という人に見とれていた。
「じゃあちょっと皆仕事の手止めてこっち注目ー!」
店長のいきなりの大声にビックリする。
「この子は今日からここでバイトしてもらう柏木ゆずちゃんです!皆困ってたら助けてあげてねー」
店長があたしの背中を軽く押す。自己紹介しろということだろう
“従業員は裏口から入ってね”という言い付けを守り裏口に来た。
ゆっくりドアを引く。
錆び付いたギィッという音が小さくなった。
『ぉ……おつかれさまでーす』
恐る恐る入るとすぐに返事が帰って来た。
「おつかれー!あ!柏木さんいいとこに来た!」
『え…?』
店長がエプロンで手を拭きながら来た。
「紗枝ちゃーん!」
「はいはーい」
店長がいきなり奥の方に向かって紗枝(さえ)という人を呼んだ。
パタパタと足音をたてて来たのは一言でいうと美人。
思わず言葉を失った。
「この子ですか?新しいバイト!」
声までもがいい。
身長はあたしよりも大きいけど華奢な身体からはか弱さも出ていた。
「うん。柏木ゆずちゃん!高校1年生!紗枝ちゃん指導したげてな」
「りょ〜かい」
あたしは相変わらず紗枝という人に見とれていた。
「じゃあちょっと皆仕事の手止めてこっち注目ー!」
店長のいきなりの大声にビックリする。
「この子は今日からここでバイトしてもらう柏木ゆずちゃんです!皆困ってたら助けてあげてねー」
店長があたしの背中を軽く押す。自己紹介しろということだろう