先輩と私


『はぁ〜〜…』



帰り道。

一人たんぼ道を歩く。





あたし、振られたんだ。



告白した相手は、高校入学して同じクラスなった神田信太(かんだしんた)。


一度話すとものすごく気が合って、すぐに仲良くなった。



不思議なくらいに趣味や好みまで一緒で、運命なんじゃないかって思うくらい。

好きになるのに、そう時間はかからなかった。




ホントに大好きだった。




女子で仲がいいのはあたしくらいだし、正直上手くいくんじゃないかなって思ったりもした。




でも、それはあたしだけだったみたいで。
< 2 / 54 >

この作品をシェア

pagetop