先輩と私
外に出ると紗枝さんを待っていた永崎さんと新先輩が立っていた。
「お。やっと出て来た!」
「ごめーん幹ぃ。遅くなっちゃって!」
永崎さんに可愛く首を傾げる紗枝さん。
紗枝さんがすると妙に嫌みがない。
「ちょっとちょっとお姉さん。俺も待つの付き合わされてたんですけど」
新先輩が一歩前に出る。
「知らなーい」
プイッとそっぽを向いて永崎さんにくっついている。
「何だそれ!おい幹!今度アイス奢りな」
「そんな事言ってぇ。ゆずちゃん待ってたんでしょー?」
ケタケタ笑う二人を新先輩は睨んでからバイクに跨がりあたしに乗るように指示した。
「ハイハイ。ゆーちゃん待ってたんですー!お前らといるよりゆーちゃんといた方がよっぽといいからな!じゃあな!バカップル!!」
そう吐き捨ててバイクは走り出した。
後ろの方で笑い声と「気をつけて送れよー!」という永崎さんの声が聞こえた。
「お。やっと出て来た!」
「ごめーん幹ぃ。遅くなっちゃって!」
永崎さんに可愛く首を傾げる紗枝さん。
紗枝さんがすると妙に嫌みがない。
「ちょっとちょっとお姉さん。俺も待つの付き合わされてたんですけど」
新先輩が一歩前に出る。
「知らなーい」
プイッとそっぽを向いて永崎さんにくっついている。
「何だそれ!おい幹!今度アイス奢りな」
「そんな事言ってぇ。ゆずちゃん待ってたんでしょー?」
ケタケタ笑う二人を新先輩は睨んでからバイクに跨がりあたしに乗るように指示した。
「ハイハイ。ゆーちゃん待ってたんですー!お前らといるよりゆーちゃんといた方がよっぽといいからな!じゃあな!バカップル!!」
そう吐き捨ててバイクは走り出した。
後ろの方で笑い声と「気をつけて送れよー!」という永崎さんの声が聞こえた。