先輩と私
「んー?別にー♪」


新先輩は前を向いてしまった。

だけど声で笑っているのがわかる。


『何なんですか?気になる…』


あたしは覗き込んでいた姿勢を直し空を見上げた。




あ、今日は凄い星出てる。





「いや本当何でもないんだけど、ただ元気出たみたいだなーって」


『え、元気?元気無かったですか?』


「今日、ずーーーっとため息してた」


『!』


確かに今日はため息がいつもより出ていたかも…。
気付いてたんだ。



てゆうか、誰のせいだと思ってんだよ。
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