先輩と私
エスパーですかえりさん。

もしくは予知夢でも見たのかい?


……冗談はさておき。



『はぁ〜どうしよ…』


「え?何が?」

えりはキョトンとした顔でこっちを見た。


『だってぇ…』

言葉につまり新先輩の顔が浮かぶ。
あの優しい少し悪戯っ子のような笑顔が浮かんだ。


『〜〜〜〜っ!!』


「意味わかんない(笑)」

人はこうも恋をすると変わるのだろうか。

自分で自分がおかしぃと思う。


「どうしたのかな〜?ゆーずちゃん」

『………』


絶対面白がってる。


「別にそんな固くならなくていんじゃないの?」

『え?』


固く?なってるかな。
頭かかえてる時点でなってるか(笑)

えりはジュースを飲み干し続けた。
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