先輩と私

バイト



「えっ!?」



次の日。
前から信太の事を相談していた大親友のえりに昨日の事を報告した。




えりの顔は引き攣っている……と思っていたらだんだん怒りが現れて来た。



「なんっっでよ!!!」ダンッ!


『ぅおっ…!』


えりが机を叩いたせいでジュースがこぼれそうになった。
あたしは急いで手で抑える。



『何でって……何で?』


「だって!おかしいよ!!あんなに仲良くて、皆だってくっつくのに時間はかからないだろうって噂してたのに…。あっちだってめちゃくちゃ思わせぶりな態度ばっかとってたのにー!」


プンプン怒っているえりをあたしは微笑んで見ていた。


ホント可愛いなー(笑)



えりは可愛い。

なんかちっこくて。ボブヘアーで目が真ん丸してて…あたしとは大違いだ。ちなみに彼氏あり。



あたしはというと、ちょっと女子にしては高めの身長に若干つり目で身体も中学の時にしていたソフトボールのせいでちょっとたくましい。

せめて少しでも女の子っぽくといって髪は伸ばしてるけど、やっぱり可愛くなったとは思えない。
ちなみに彼氏は出来た事ない…。
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