先輩と私
そのまま少し沈黙が続いた。

でも全然嫌な沈黙じゃなくて、新先輩の体温が背中から伝わってくる。

それが凄く安心した。



でもいつまでこぉやってるんだろ…?

そろそろ心臓が持ちません先輩!!


心の中で叫んでいると背中から温もりが一気に無くなった。


あたしは咄嗟に後ろを向く。

先輩は“ふ〜”と息をつきながら離れ横に戻ってきた。

「こんな事したらセクハラだよなー!」

と行ってケラケラ笑った。

そんな先輩につられてあたしも笑えて来た。
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