先輩と私
えりは仕方ないなーと言ってため息をついた。


「まっ!ゆず結構人気あるしねぇ、あっちからとか全然ありうるし」


あたしはその言葉に目を丸くした。

『えっ、それはないでしょ!』


「それがありうるの!!隠れファンってゆうの?チラホラいるって敦が言ってたよ!」


『マジ?信じられない』

キッパリ言うあたしにえりはため息をついている。



『あっ!あたしバイト変えようと思ってんだよねぇ』


あたしはすぐに話題を反らした。

えりは、え?何で?と聞いてきた。


『んー…心機一転?』


「何でそこでバイトなのよ(笑)まっ!いい心掛けだね!」



えりはニコッと笑った。
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