レッスンはアフターで
守衛のいる会社の裏口から出て、ヨガの体験に向かっていて、もうすぐ『SHIN1』に着くというところで、
「愛奈?」
忘れもしない吉良の声が足を止めさせた。
「愛奈!会いたかった!こんなところにいた!どうしてるの?何処にいるの?何で連絡とれないの?」
矢継ぎ早に責められる。
久々に目の前に立った男は、別れてからも変わることのない見た目だけはちょっとイイ男のままだ。
それも柚木を知った今では、負けてると断言出来るのが良いのか悪いのか。
「私は会いたくなかった。今更、何の用事?」
「悪かった!俺がどうかしてた。花梨を忘れられないのは、初めての相手だったからって気づいたんだ。俺には、愛奈が必要なんだ。もう一度、やり直してくれ」
馬鹿じゃない!
女じゃあるまいし、初めての相手がどうとかそんな情報必要ないし。
会ったら、一発殴ってやる!罵ってやる!そう思っていたのに、出てくるのは、溜め息だけ。
「愛奈?」
忘れもしない吉良の声が足を止めさせた。
「愛奈!会いたかった!こんなところにいた!どうしてるの?何処にいるの?何で連絡とれないの?」
矢継ぎ早に責められる。
久々に目の前に立った男は、別れてからも変わることのない見た目だけはちょっとイイ男のままだ。
それも柚木を知った今では、負けてると断言出来るのが良いのか悪いのか。
「私は会いたくなかった。今更、何の用事?」
「悪かった!俺がどうかしてた。花梨を忘れられないのは、初めての相手だったからって気づいたんだ。俺には、愛奈が必要なんだ。もう一度、やり直してくれ」
馬鹿じゃない!
女じゃあるまいし、初めての相手がどうとかそんな情報必要ないし。
会ったら、一発殴ってやる!罵ってやる!そう思っていたのに、出てくるのは、溜め息だけ。