レッスンはアフターで
レッスン8「本能に従ってみましょう」
「なぁ、今日は予定ないよね?メシ行かね?」
正月太りを改善するイベントの企画案に目を通していた順一が、気持ち悪い事を言い出した。
メシに行くのに、わざわざ予定を聞くなんてことは、今まで一度もなかった。それなのに、うさんくさい笑みを浮かべた順一が目の前にいる。
「どうせ、お前の婚約者と今日トレーニングに来る女と一緒なんだろ?行かねーよ!」
先読みした俺を睨み付けてくる。あー、これは、上司の特権を使うな。
案の定、順一は、口角を上げて、ニヤリと笑った。
「そう言うなって。今日は、お前らを近づけさせようとかそういう事思ってねーよ。今日はな、グフッ。フフフ」
女を気にした俺を、馬鹿に喜んでいるのかと思えば、そうじゃない。ドン引きするくらい気持ち悪い笑顔で俺を見ている。聞いてくれ!と破顔して。
「なんだよ」
つい、気持ち悪さに堪えきれず、聞いてしまった。
正月太りを改善するイベントの企画案に目を通していた順一が、気持ち悪い事を言い出した。
メシに行くのに、わざわざ予定を聞くなんてことは、今まで一度もなかった。それなのに、うさんくさい笑みを浮かべた順一が目の前にいる。
「どうせ、お前の婚約者と今日トレーニングに来る女と一緒なんだろ?行かねーよ!」
先読みした俺を睨み付けてくる。あー、これは、上司の特権を使うな。
案の定、順一は、口角を上げて、ニヤリと笑った。
「そう言うなって。今日は、お前らを近づけさせようとかそういう事思ってねーよ。今日はな、グフッ。フフフ」
女を気にした俺を、馬鹿に喜んでいるのかと思えば、そうじゃない。ドン引きするくらい気持ち悪い笑顔で俺を見ている。聞いてくれ!と破顔して。
「なんだよ」
つい、気持ち悪さに堪えきれず、聞いてしまった。