幸せの花が咲く町で
*
「篠宮さん、こんにちは。」
「おばちゃん、こんにちは!」
次の日、幼稚園帰りの小太郎ちゃんと旦那様が、お店に立ち寄られた。
いろいろなことを考え過ぎてどんな風に接するべきかと心の中は混乱してたけど、お二人の笑顔を見たら、そんなことはすっかり忘れてしまってた。
「昨日はどうもありがとうございました。」
「こちらこそ、どうもありがとうございました。
お身体の方はもう大丈夫ですか?」
「ええ、おかげさまで……」
私達が話してるところへ、オーナーの奥様が来られて、堤さんのお母さんのことを話された。
近いうちにお参りに行きたいと言われると、堤さんはそれでは次の土曜日の午後にと約束されて、帰って行かれた。
「篠宮さんも一緒に行くでしょう?」
「いえ……誰か店番してないといけませんし……私は先日行きましたから。」
「そう?それじゃあ、私だけ行って来るわね。」
やっぱりだめだ。
お花の件は、断れそうにない。
水曜日のことを考えるだけで……旦那様や小太郎ちゃんの顔を見るだけで、こんなに心が弾むのだから。
(……そうだ!)
私の脳裏にひらめくことがあり、そのことを考えると、私の心はさらに明るく輝いた。
「篠宮さん、こんにちは。」
「おばちゃん、こんにちは!」
次の日、幼稚園帰りの小太郎ちゃんと旦那様が、お店に立ち寄られた。
いろいろなことを考え過ぎてどんな風に接するべきかと心の中は混乱してたけど、お二人の笑顔を見たら、そんなことはすっかり忘れてしまってた。
「昨日はどうもありがとうございました。」
「こちらこそ、どうもありがとうございました。
お身体の方はもう大丈夫ですか?」
「ええ、おかげさまで……」
私達が話してるところへ、オーナーの奥様が来られて、堤さんのお母さんのことを話された。
近いうちにお参りに行きたいと言われると、堤さんはそれでは次の土曜日の午後にと約束されて、帰って行かれた。
「篠宮さんも一緒に行くでしょう?」
「いえ……誰か店番してないといけませんし……私は先日行きましたから。」
「そう?それじゃあ、私だけ行って来るわね。」
やっぱりだめだ。
お花の件は、断れそうにない。
水曜日のことを考えるだけで……旦那様や小太郎ちゃんの顔を見るだけで、こんなに心が弾むのだから。
(……そうだ!)
私の脳裏にひらめくことがあり、そのことを考えると、私の心はさらに明るく輝いた。