幸せの花が咲く町で




「パパー!」

「小太郎!どうしたんだ?突然……」



店の開店をあと二日後に控えたある日の昼間、小太郎となっちゃんが突然うちを訪問した。



「わ!やった!
ちょうど昼ご飯だ!
あ、初めまして!
私、優一の姉の夏美です。
そして、この子が……」

「小太郎ちゃんね!
初めまして。香織の母です。」

お母さんは、背をかがめて小太郎の頭をなでた。



「あ~!おばあちゃんだぁ!
パパ、いつの間におばあちゃんが出来たの?」

「出来たって……」

「さて…と。」

なっちゃんは、さっさとテーブルを広げ、椅子に座った。



「いろいろ話もありますが、まずはお昼をいただきましょう!」

何かあったのかと推測は出来るものの、何があったのかは皆目わからないまま、僕達は皆席に着いた。

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