獣系男子×子羊ちゃん
「あれれれ~?」


「なに?このちっちゃい可愛い子?」


「かっわいいー!
マリア女学院の子じゃーん。」



「うわ、ヤバ可愛い!」



「だれ狙い?
俺ならすぐOKだけど?」



ニヤニヤと囃す声と、
一斉にこちらに向けられる視線に、

血の気が引く。


朝の公園にたむろする高校生と、

セーラー服姿の私。




足がすくんで動かない。




助けを求めるように
歩道に視線を向けると

通りすがりのサラリーマンと
目が合った。



けれども、
スーツ姿のその男の人は

何も見なかったかのような顔をして、

さらに歩調を早めて行ってしまった。



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