獣系男子×子羊ちゃん
翌朝、ドアを開けると、
玄関の前に蒼介さんが立っていた。


私をみると
いつもの優しい笑顔をみせて言った。


「モモ、どうかしたのか?

もう送迎いらないって
一樹から連絡あったけど、
なにかあったか?」


何も言わずに首をよこにふる。

さすがに、
蒼介さんの笑顔を見るのが辛い。



「ほら、おいで。モモ。」



いつも通りに
優しい笑顔を向ける
蒼介さんの顔を見ることが出来ない。


ただ、黙って首をよこにふるだけ。

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