獣系男子×子羊ちゃん
「でもね、そうしたら

K高校の1年生の男の子を
紹介するって言われて。

それで、……会うことになったの。」



「は?」



「私、蒼介さんと話してても
すぐ赤くなっちゃうし、

知らない男の人とは
緊張して全然、話せないし。

私にそういうスキがあるから、
ストーカーにあうんだって
友達に言われて。

ちゃんと、みんなみたいに
彼をつくって
男の人に慣れないとダメだって。

いつまでもこうして
お兄ちゃんや蒼介さんに
甘えているわけにもいかないから。

だから、その人に

会ってみようと思うの。」



私も、少しずつ変わっていかなきゃ
いけないから。


いつまでも、

蒼介さんとお兄ちゃんに
甘えるているわけにはいかないから。




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