獣系男子×子羊ちゃん
お兄ちゃんと一緒に帰ったのは
ずいぶんと久しぶりで
嬉しくてウキウキしてしまう。
けれど、
家の近くまでくると、
お兄ちゃんはピタリと足を止めた。
「モモ、ごめんな。
今日は外で食べて帰るな。」
そう言って背中を向けて
家とは逆の方向に去っていく
お兄ちゃんを見送るのは、
やっぱり淋しかった。
「一緒におうちでご飯食べようよ。」
その乾いた一言が
行き場を失い、
そのまま胸のなかで弾けて消えた。
ずいぶんと久しぶりで
嬉しくてウキウキしてしまう。
けれど、
家の近くまでくると、
お兄ちゃんはピタリと足を止めた。
「モモ、ごめんな。
今日は外で食べて帰るな。」
そう言って背中を向けて
家とは逆の方向に去っていく
お兄ちゃんを見送るのは、
やっぱり淋しかった。
「一緒におうちでご飯食べようよ。」
その乾いた一言が
行き場を失い、
そのまま胸のなかで弾けて消えた。