獣系男子×子羊ちゃん
次第に、モモといても
妹を思い出すことがなくなっていた。


妹の望は、いつまでも六歳の望のまま。


成長した望を
ふと想像することはあっても、

モモのなかに望を探すことなんて

できなかった。



目の前で笑っているモモは、
ほかの誰でもなく

愛おしいモモでしかない。



それじゃあ、

モモに湧き上がるこの想いは…。



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