獣系男子×子羊ちゃん
蒼介さんと一緒に
学校に行くようになって
目覚まし時計が鳴るよりも早く
目が覚めるようになった。
シャワーを浴びて、制服に着替えて
リビングに行くと
お兄ちゃんが起きてきたところだった。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはよう。…なんか、最近モモ、
起きんの早くねぇか?」
ドキっ。
「そ、そうかな?」
「あ、蒼介か?!」
!!
「大丈夫だって。
ちょっと遅れたくらいで
蒼介、お前のこと怒ったりしねぇから。
朝早くて大変だから
家まで迎えに来なくていいって
言ってんだけどな」
「あ、うん。
でも、待たせちゃうのは…。」
そう言って赤くなりはじめた顔を隠して
洗面所に駆け込んだ。
ゆっくりゆっくりと髪の毛をとかす。
生まれつきの栗色の猫っ毛。
時間がないときは結んでしまうけれど
最近は、サラサラになるまで
ゆっくりゆっくりと髪を梳かす。
蒼介さんは会っているときに
何度も私の髪の毛に触れてくる。
前髪を整えて
おかしくないかもう一度確認して、
家を出た。
学校に行くようになって
目覚まし時計が鳴るよりも早く
目が覚めるようになった。
シャワーを浴びて、制服に着替えて
リビングに行くと
お兄ちゃんが起きてきたところだった。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはよう。…なんか、最近モモ、
起きんの早くねぇか?」
ドキっ。
「そ、そうかな?」
「あ、蒼介か?!」
!!
「大丈夫だって。
ちょっと遅れたくらいで
蒼介、お前のこと怒ったりしねぇから。
朝早くて大変だから
家まで迎えに来なくていいって
言ってんだけどな」
「あ、うん。
でも、待たせちゃうのは…。」
そう言って赤くなりはじめた顔を隠して
洗面所に駆け込んだ。
ゆっくりゆっくりと髪の毛をとかす。
生まれつきの栗色の猫っ毛。
時間がないときは結んでしまうけれど
最近は、サラサラになるまで
ゆっくりゆっくりと髪を梳かす。
蒼介さんは会っているときに
何度も私の髪の毛に触れてくる。
前髪を整えて
おかしくないかもう一度確認して、
家を出た。