獣系男子×子羊ちゃん
そんな人びとの流れに逆らって、
道ゆく人びとが
意図的に
視線を外している公園に

ゆっくりゆっくりと
近づいていく。


恐る恐る

セーラー服で近づく異質な私の存在に、

まず

お兄ちゃんの友達が先に気づいた。


そして


遠慮のない好奇心を露わにした。


何人もの男子高校生に

全身をなめられるように見つめられて

ゾッとする。
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