漫画みたいな恋がしたい
友達もいない私は休み時間にする事と言えば勉強しかなかった

なので成績はどんどん上がり

気がついたら学年で10番以内に入っていた

先生の勧めで少し遠いけど
家から通える有名進学校を受験する事になった

「おはよーー友喜」

クラスで一番可愛い女の子が友喜に声をかけてきた

「なんだミキかおはよ」

「なんだとは何よ!友喜今日暇?近くにカラオケ店がオープンしたんだって!私そこの割引券持ってるんだ」

「ふーん俺いいや。てか、ミキ勉強しろよ俺達受験生だろ!」

「気分転換だよ♪たまににはいいじゃん!勉強ばかりで頭爆発しそうだし」

「だったらお前らだけで行けよ!
俺はパス」

そんな会話が遠くから聞こえてきた。

あぁーくだらない

何がカラオケよ

何が気分転換よ

ろくに勉強もしてないくせに
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