ヴァイオリンとフルート
「・・・わかった。一緒に食べよ。」

 と優奈が言った。
 それに続いて梨恵と田仲が発言した。

「・・・わかったわ、食べよ。」

「・・・優奈も天本も言ってるから、しゃーねーな。夕闇一緒に喰うぞ。」

「・・・う、うん。有難う。」

 そして一同は一緒に弁当を食べた。
 そして、四人は色々を話した。涙菜は前の学校の事や自分の事を沢山話した。
 優奈達も自分の事やこの学校の事を色々と話した。途中で田仲が可笑しなことを行き成り言ったので、涙菜と優奈と梨恵は一斉に吹き出した。
 他にも色々と田仲が笑える事を次々と言ったので、三人とも笑いが止まらなかった。
 そして笑っているうちに、涙菜は霊の事は忘れて顔色も良くなっていた。
 
 
 そして、昼休みが終った。
 涙菜達は教室へと帰っていった。
 午後の授業も涙菜は優奈に色々教えてもらった。
 お陰で涙菜は授業に内容が殆どわかった。

 
 そして、あっとゆうまに今日の授業が終わり下校の時間になった。
 そして、優奈が涙菜に話し掛けた。

「涙菜一緒に帰ろ。」

「うん、いいよ。天本さんと田仲君も誘おう。」

「そうしよっか。」

 と話しているとクラスの女子がまた優奈に向かって走り掛けてきた。
 そして一斉に、

「「「優奈君(夜光君)一緒に帰ろ!!」」」

 二度目の鼓膜が破れそうな声で、涙菜は頭がくらくらして来た。

「お~優奈、夕闇帰るぞ。」

「あっ、田仲。じゃあ行こうか涙菜。」

「天本さんも一緒に・・・」

 と、涙菜が言うと梨恵が涙菜達に向かって来た。

「じゃ、帰りましょうか?涙菜さん、」

「はい・・・」

 そして、涙菜達は帰ろうとした。
 
< 17 / 79 >

この作品をシェア

pagetop