助けて…
次の日…
『斗真ー 来たよぉ!』
「せれな おはよ!」

『おはー! お邪魔しまーす。』
「せれな、早速何だけどさ 腕のアザとか どうしたの?」

『え? なんでいきなり?』

「いや、昨日見えたんだ。 」

私は言うのが怖くて俯いてしまった。
「言うの嫌だったらいいよ!」

『違うよ。 言うのが怖いの…』
ギュッ

え?
斗真に抱きしめられてるの?

「大丈夫だから」
斗真なら大丈夫。 なんとなく、そう思えた。

『私のママね、二年前に死んだの… そっから、パパが変わっちゃって 毎日せれな殴られたりした。』

『それでも、必死に耐えてた。 でも、学校に行っても 友達も居ない』


『家に帰ったら殴られて… もぅ生きてる意味分かんなかったの。 それで自分でも 傷付けるようになってた…』
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