虹の架け橋
「失礼します。」
叶手先生のいる準備室に向かった。
「先生何ですか?」
「あ〜!やっと来てくれた〜!」
待ちくたびれたように背伸びをする先生。
「このパンフホッチキスで5枚ずつ止めてくれない?」
なんか地味な作業だなー…。
「あ、このノート職員室まで持って行って。」
なんで私…。
てゆうか先生職員室に帰るんじゃ…。
「今から用事あるからすぐに行かなきゃいけないの!頼れるのあなたぐらいなの!」
頼れる…か…。
「分かりました。」
「じゃあよろしくね!」と叶手先生が準備室を
出ようとした時…急にドアが開いた。
そこに立っていた人物を見て驚いた。
どうして?ここにいるの?
「先生!僕が持って行きます!」
早風くん…。
「まぁ女の子に持たせるよりはいいか。」
「はい!こんなの余裕です!」
「じゃあお願い!中原さんはパンフお願いね!」
「はい。」
そして私はパンフをホッチキスで止めて
早風くんはノートを職員室に持って行った。