虹の架け橋

「失礼します。」

叶手先生のいる準備室に向かった。

「先生何ですか?」

「あ〜!やっと来てくれた〜!」

待ちくたびれたように背伸びをする先生。

「このパンフホッチキスで5枚ずつ止めてくれない?」

なんか地味な作業だなー…。

「あ、このノート職員室まで持って行って。」

なんで私…。
てゆうか先生職員室に帰るんじゃ…。

「今から用事あるからすぐに行かなきゃいけないの!頼れるのあなたぐらいなの!」

頼れる…か…。

「分かりました。」

「じゃあよろしくね!」と叶手先生が準備室を
出ようとした時…急にドアが開いた。

そこに立っていた人物を見て驚いた。
どうして?ここにいるの?

「先生!僕が持って行きます!」

早風くん…。

「まぁ女の子に持たせるよりはいいか。」

「はい!こんなの余裕です!」

「じゃあお願い!中原さんはパンフお願いね!」

「はい。」

そして私はパンフをホッチキスで止めて
早風くんはノートを職員室に持って行った。

< 22 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop