虹の架け橋

するとずっと黙っていた早風くんが
急に隣に座り、パンフをホッチキスで
止め出した。

「え…?」

「俺も手伝うわ。」

え…え!辻田くんまで…。

「2人ともありがとう。」

3時間後…。

「終わった〜もう俺しんどい。」

3人とも伸びをする。
なんだかんだで11時過ぎ。

「ほんとにありがとう。先生に提出してくる。」

私は「もう遅いから先帰っていいよ。」と
お礼を言って準備室を出た。

「あれ〜?まだいたの?早く帰りなさいよ〜。こんな時間まで〜。」

職員室に行くと叶手先生しかいなくてパソコンを打っていた。

「あの…これ…。」

「あ〜これやってくれてたの〜?ありがとう。早かったね〜。」

言ってる事矛盾してるじゃん。
早かったって…もっと遅くまでやらす気だったの!?

「まぁお疲れ〜。」

「先生お疲れ様です。」

そう言って職員室を出てカバンを取りに
準備室に向かった。

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